Don't worry about failure. Worry about the chances you miss when you don't even try. (Gray Matter)

オタルンカードへの感謝と反省と…

背景

2007年頃,mixi が流行っていて,mixi とほぼ同じ機能を持つOpenPNEというツールが無料で公開されていました.OpenPNE のおかげで,至る所にOpenPNEが導入されて,地域SNSと呼ばれるようになりました.

オタルンカードとは

あるとき,オタルンカードという小樽の商店街で利用できるポイントカードがあることを学生から教えてもらいました.小樽住民にとって,ポイントカードといえば,オタルンカードだというのです.そして,そのオタルンカードのポイントを集める熱狂的な方が少なくないとも聞きました.

オタルンカードの問題点

しかしながら,オタルンカードの事務局としては,問題意識を持っていました.もっとオタルンカードを普及させたいということです.加盟店が増えれば顧客満足度も高まり,顧客数も増えると考えていました.

提案

そこで,私は情報技術を小樽に取り入れようと考えて,そのときに流行っていたOpenPNEを導入することを提案しました.また,Googleマップへ店舗のプロットを行うことにしました.この中で最も新しいところは,OpenPNEへアクセスするだけで,1日1ポイントが加算され,日記を書くと2ポイント加算されるというしくみを取ったことです.このポイントを利用することで,ユーザが情報提供を行い,意見なども収集しやすくするというのがねらいでした.

結果

あれから,4年ほどが経過し,オタルンカードのSNSは廃止されることになりました.具体的には「 思ったような販促活動につなげる事ができなかった」「顧客層には馴染まなかった」「若年層へのアプローチにも失敗した」ということです.

反省と今後の課題

1つ目の問題としては,継続してフォローできるしくみと引き継ぎができなかった点であり,成功まで導けなかったことです.今のところ,この問題への答えとしては,「今後は自分の研究に関わることをする」ということです.自分の研究であれば,学生が卒業しても,フォローすることが可能であり,問題が生じても進んで協力していくと思います.また,この問題は,私の周りにいる情報工学の人たちの考え方にも原因があると思います.情報工学の人たちは「人手で処理するより自動で処理した方がよい」と考えていると思います.そして,「自動化してしまえば,その後は手間がかからない」と考えているように思います.でも,これは間違いで,継続した保守と改善が必要なのだということがわかりました.

また,他の問題としては,情報化が進んだことによる弊害として,各サイトごとへのアカウントが必要となり,そして,そのアカウント数が障壁となり,次第にアクセスするサイトが限定され,ほとんどアクセスしないサイトのアカウントが増えるという状況です.

さらに,反省する点と再認識することに,新規性が少ないことです.つまり,mixi を模倣した OpenPNE を使っても本家のようにうまくいかないようです.

今後は,もう少し現状(地域の課題)を把握し,みんなで楽しみながら継続できることを提案し,成功まで導きたいものです.

 

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